2008年厚生労働省は、新型インフルエンザの発生に備え、各家庭に8週間分のマスク備蓄を求める考えを明らかにした。発生段階に応じた具体的な戦略を盛り込んだ基本方針も策定した。年内にも改定される政府の新型インフルエンザ対策行動計画に反映させる予定。22日に開かれた同省の専門家会議で、いずれも大筋了承された。
家庭用マスクにはガーゼマスクと、病原体の侵入をより遮断する不織布マスクの2種類がある。新型インフルエンザ発生時には感染拡大を防ぐために不織布マスクの使用を推奨する。
このタイプは海外からの輸入品が多い。発生後には品薄状態になることも予想される。一般家庭ではあらかじめ8週間分(1人あたり20―25枚)を備蓄することが望ましいとしている。
(9月22日 日経ネット)
福岡県の小川洋知事は、、
「自然災害の対応はしてきたが、感染症という緊急事態について考えていなかった。備蓄の在り方を考えないといけない」と述べた。