新型コロナウイルス(2019-nCoVコロナウイルス)由来の3CL加水分解酵素(Mpro)の高分解能の結晶構造を、上海科技大学のRao Zihe氏とYang Haitao氏が率いる研究チームが決定しました。 このウイルスのメインプロテアーゼ構造(PDB 6lu7)が直ちに一般に公開されることで、新たに認識されたヒト病原体に関する研究が進むことが期待されます。
武漢肺炎コロナのプロテアーゼ
作成日: 2020-02-05
https://pdbj.org/news/20200205

まぁ2/5に公開されていたんですね。

ジョンソン・エンド・ジョンソン、新型コロナウイルスによる 世界の公衆衛生上の脅威に対応する多角的な取り組みを開始

上海市公共衛生臨床センターおよび武漢大学中南病院からの今回の要請は、プレジコビックス®配合錠のプロテアーゼ阻害剤成分であるダルナビルを含む、新型コロナウイルスに対して潜在的に有効な30の化合物の調査に関する上海マテリアメディカ研究所および中国科学院の勧告に沿って行われたものです。
事例報告によれば、プロテアーゼ阻害剤は過去に、コロナウイルスに伴う重症急性呼吸器症候群(SARS)に対して潜在的に良好な臨床反応を示したことが判明しています。
2020/02/04

こちらは2/4に、、

国内の製薬企業はどうか。日本にも、世界と対等に戦える優れた医薬品があるはずだ。例えば、富士フイルム富山化学が製造販売承認を取得した抗インフルエンザウイルス薬の「アビガン」(ファビピラビル)はその1つだろう。アビガンは、ウイルスの増殖に必要なRNAポリメラーゼを阻害することで効果を示す。2015年には、フランス国立保健医学研究機構(INSERM)によって、アビガンが一部のエボラ出血熱患者(エボラウイルス)に効果を示すことが報告され、話題となった。

 ところで、このアビガンは新型コロナウイルスに効果があるのだろうか。富士フイルム富山化学の広報担当者は、「現段階では、コロナウイルスに対してアビガンが有効であるというデータは得られていない」と本誌(日経バイオテク)の取材に答えた。ただ、「今後、新型コロナウイルスに対して治療効果を検証したり、それに伴ってアビガンを提供したりするように要請を受けた場合は、前向きに協力したい」(広報担当者)との見解も示した。なお、アビガンに関しては、新型インフルエンザ向けではあるものの、厚生労働省が約200万人分の備蓄をしており、緊急時の流通体制が整備されている。

2020.01.28

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/01/28/06477/

国内の患者にアビガンを治験した記事は無い。


タクシー運転手に「通常の治療」が通用しない、、と今ニュースでした。


何が通常の治療なのかはニュースで説明はないですけどね、、


そもそも従来の肺炎球菌の治療とは意味が違うし、、、


抗生物質は関係ない、、


従来の肺炎治療を試みたとしたら日本の医療は時代遅れです。


その辺り、きちんと詳細を報道すべきですね。

世界的に感染者が増えつつある「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に対して、既存のインフルエンザ薬や抗HIV薬が有効である可能性が報じられている。いったいなぜ、別の病気のために作られた薬が、新しく発生したウイルスに対する治療薬の候補になりうるのか?

それはHIVと新型コロナウイルスが共通して持つ「プロテアーゼ」という種類の酵素の働きに関係があるという。

HIVプロテアーゼ阻害薬の開発研究では、酵素のX線構造解析に基づきコンピュータで分子を設計する手法が多用され、多くの有用な医薬分子が創製された。この成功は、標的分子のX線構造解析とコンピュータを用いた合理的な医薬分子設計法が極めて有用であることを示し、その後の創薬の方向性に非常に大きな影響を与えた。

本当に新型コロナウイルスに対しても有効なのか? その結論はまだ出ていないが、HIVと同様の増殖分子メカニズムを持っている新型コロナウイルスに HIVプロテアーゼ阻害剤が有効であっても、ちっとも不思議な話ではない。
2020/02/14

「プロテアーゼ」という種類の酵素の働きってのは、、
ウイルスの合成で作られたタンパク質が鎖状になっていて、、
それをチョンチョンとチョン切る働きが「プロテアーゼ」。
「プロテアーゼ」を止めてしまう(阻害する)と、、
つまりウイルスの増殖が止まるわけです。


まぁともかく「プロテアーゼ」の構造がわかれば、、


そこにはめ込む阻害薬の成分は何が適当かはコンピューターで解析される。


1990年当時のコンピュータでも、10時間足らずで、この三次元ジグソーパズルの作業をやってのけた。もちろんソフトウェアを上手に使っての話である。


とあるので、、、


今の2019~2020年のコンピューターであれば、もっと早く見つかるはずです。



そういう意味では、新型コロナの致死率に恐怖して絶望することは無いですね。



取り敢えずこの辺で。


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